バスケットボールを通して将来に役立つ3つの力を育てる
これら3つの力を持った自立した個人の育成をサポートします。
BOSバスケットボールクラブは、ただバスケが上手くなることだけを目指すのではありません。
自らの目標に向かって、考え、経験し、達成することで今だけではなく、将来においてきっと役立つ「考える力」「判断し解決する力」を育てます。
その為には、考えを押し付ける環境ではなく、子どもたちが自ら考えられる環境と子どもに自信がつくような環境を提供しなければなりません。
スポーツは、「なかま」がいないとできません。一つの考えに意見を出し合い、様々な人間性を感じとり、お互いに成長し、個の目標とチーム全体の目標達成に向けて努力することで「なかまと協調する力」を育てます。
BOSバスケットボールクラブは、自己を実現しようとする「こころ」が芽生え、その時と空間を「なかま」と共有できる環境を提供できるように活動を続けていきます。
スポーツの世界では、勝つために「こうしろ!」「なぜ言ったとおりにしないんだ!」など、その子の考えを聞かず怒ったり、おしつけたりということがよくあると思います。何のためにスポーツをするのでしょうか?
BOSバスケットボールクラブが考える「スポーツをする」とは、誰かにやらされる環境ではなく自らが考え楽しむことです。
自ら目標をたて、努力し、動きをイメージして実行し、それが成功してはじめて「やった!」と思い「次はこうしよう!」ともっとイメージを膨らますことで自己を実現しようとする思いが芽生えることがスポーツの良さです。また、この力は社会に出ても役立ちます。
自己を表現し、それが達成されることで充足感が得られ「こころ」が満たされるから楽しいのです。
私たちは、子どもの意思を尊重し、その考えた過程を大事にし、「こころ」と体の成長をサポートしていきたいと考えます。
「なかま」をつくるには、意思表示が大切です。自分の意見を言い、相手に自分を理解してもらう。 また、相手の意見を聞いて相手を理解する。コミュニケーション力が欠かせません。
スポーツには「なかま」が必要です。一人ではできません。競いあうにも相手がいりますし、チームスポーツなら対戦相手やチームメイトがいます。「なかま」をつくる環境があります。
私たちは、スポーツを通じて子どもたちに相手の話を聞くことができ、相手を思いやれる感受性を高め、また意見を交換しあうコミュニケーション力を高めることで、「なかま」との絆を大切に育てたいと考えます。
大人になっても大切に思える「なかま」と出会ってほしいとおもいます。
下図は、スキャモンの発達曲線。ここで注目するのは「神経型」。神経型は、脳や神経の働きを示しており、小学生後半の10才前後の時期に身体と脳をつなぐ神経回路の形成が大人と同じぐらいまで発達しています。
この神経系がよく発達する時期に、何をすべきか。それは調整力(プレーの巧みさ)を習得することです。調整力は、動きを素早く、上手く、バランスよく行おうとする要素で10才前後に覚えるのが効果的です。
6~9才までの時期を「プレゴールデンエイジ」と呼ばれ、神経系が最も発達する時期です。さまざまな運動や遊びを通じて体の動かし方を習得することが大事です。
10~12才までの時期を「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、難しい体の動きを短期間に習得でき、この時期に習得した動きは大人になっても忘れません。この特別な時期にバスケットボールの技術を身に着けることが大事です。
幼児期から小学校低学年までの期間をどう過ごしたかでこの特別な時期に技術の習得ができるかが大きく変わってきます。
この神経系が発達する小学校時代に将来につながる基礎(動き、感覚)をつくり、お子様の将来に繋がる技術(巧みさ)の習得をサポートしてまいります。
※発育・発達には、個人差があります。
下記の7つの能力を身に付けるのに、練習を工夫しながらサポートしていきます。
バスケットボールをプレーするのにとても重要な能力です。
動きながらのパスのキャッチや、動いている味方へのパス、リバウンドのポジションなど、自分の身体の位置を時間的・空間的に動きの変化を調整する能力のこと。
プレーをしている最中に、その状況に応じて、さまざまな能力を瞬時に使い分ける能力(動作を切り替える能力)のこと。
複数の技術をスムーズに無駄なく同調させるコンビネーション能力。
予測していなかったボールをすばやくキャッチしたり、素早く反応して動く能力のこと。
この距離だったらこのぐらいの力でシュートを打つなど力の加減を調整する能力のこと。
真似をしたり、相手とのリズムをずらす動作をしたり、決定的なタイミングをつかむ能力のこと。
動きの中での身体の全体バランスを維持し、崩れた大勢を素早く回復させる能力のこと。次の動きをスムーズに素早く移行させるのに重要。