BOSバスケットボールクラブが目指す環境「技」「身体」
小学生時代に習得すべきは「基礎」「巧みさ」
下図は、スキャモンの発達曲線。ここで注目するのは「神経型」。神経型は、脳や神経の働きを示しており、小学生後半の10才前後の時期に身体と脳をつなぐ神経回路の形成が大人と同じぐらいまで発達しています。
この神経系がよく発達する時期に、何をすべきか。それは調整力(プレーの巧みさ)を習得することです。調整力は、動きを素早く、上手く、バランスよく行おうとする要素で10才前後に覚えるのが効果的です。
6~9才までの時期を「プレゴールデンエイジ」と呼ばれ、神経系が最も発達する時期です。さまざまな運動や遊びを通じて体の動かし方を習得することが大事です。
10~12才までの時期を「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、難しい体の動きを短期間に習得でき、この時期に習得した動きは大人になっても忘れません。この特別な時期にバスケットボールの技術を身に着けることが大事です。
幼児期から小学校低学年までの期間をどう過ごしたかでこの特別な時期に技術の習得ができるかが大きく変わってきます。
この神経系が発達する小学校時代に将来につながる基礎(動き、感覚)をつくり、お子様の将来に繋がる技術(巧みさ)の習得をサポートしてまいります。
※発育・発達には、個人差があります。
コーディネーション能力が重要
下記の7つの能力を身に付けるのに、練習を工夫しながらサポートしていきます。
バスケットボールをプレーするのにとても重要な能力です。
①定位能力(空間の認知)
動きながらのパスのキャッチや、動いている味方へのパス、リバウンドのポジションなど、自分の身体の位置を時間的・空間的に動きの変化を調整する能力のこと。
②変換能力(切替え判断)
プレーをしている最中に、その状況に応じて、さまざまな能力を瞬時に使い分ける能力(動作を切り替える能力)のこと。
③連結能力(複数の動きを同時に発揮)
複数の技術をスムーズに無駄なく同調させるコンビネーション能力。
④反応能力(すばやく反応)
予測していなかったボールをすばやくキャッチしたり、素早く反応して動く能力のこと。
⑤識別能力(力かげん)
この距離だったらこのぐらいの力でシュートを打つなど力の加減を調整する能力のこと。
⑥リズム能力(タイミングをつかむ)
真似をしたり、相手とのリズムをずらす動作をしたり、決定的なタイミングをつかむ能力のこと。
⑦バランス能力(カラダのバランス)
動きの中での身体の全体バランスを維持し、崩れた大勢を素早く回復させる能力のこと。次の動きをスムーズに素早く移行させるのに重要。